年末年始に不幸があったときの対応マニュアル|葛飾区版

年末年始に不幸があったときの対応マニュアル|葛飾区版

葛飾区の立華葬祭の不幸のイメージ

年末年始は行政機関や葬儀関連サービスが休業・短縮営業となるため、不慮の訃報があった際には慌てずに適切な手順を踏むことが重要です。本マニュアルでは、葛飾区における年末年始特有の休業日程や対応窓口を踏まえ、死亡確認から葬儀・火葬手続きまでの流れをわかりやすく解説します。

目次

1. 年末年始の葛飾区役所・区民サービスセンターの対応

葛飾区役所および各区民サービスセンターは、以下の期間、年末年始のため業務を休止または縮小します。

施設年末年始休業期間備考
葛飾区役所 本庁舎(亀有)12月29日~1月3日1月4日より通常業務開始
青戸区民事務所12月29日~1月3日1月4日より営業時間短縮(午前8時30分~午後5時15分)
西新小岩区民事務所12月29日~1月3日1月4日より通常業務開始
その他各区民サービスセンター12月29日~1月3日1月4日より通常業務開始

年末年始に死亡届を提出する場合、下記の対応を利用してください:

  • 葛飾区役所 正面玄関脇「夜間・休日窓口」
    本庁舎入口横に設置された窓口で、24時間対応。死亡届の受理、火葬許可証の発行が可能です。必要書類(死亡診断書、届出人の印鑑など)をご持参ください。
  • 区民サービスセンター 窓口
    1月4日以降に各区民事務所・区民サービスセンターで通常受付。年末年始は「夜間・休日窓口」を利用してください。

2. 死亡確認・死亡診断書の取得

年末年始はかかりつけ医や救急病院の対応に注意が必要です。

  • 自宅で訃報が発生した場合
    可能な限り速やかに救急車(119番)を呼び、医師に死亡を確認してもらいます。その後、訪問医または救急搬送先の病院で死亡診断書を発行してもらいます。区内の高齢者医療センターも年末年始は輪番医体制を敷いているため、事前に連絡して場所を確認してください。
  • 病院や介護施設で訃報が発生した場合
    担当医師が死亡診断書を発行します。ただし、年末年始は担当医が交代となりやすいため、病院受付や施設スタッフに発行時期を確認しましょう。
  • 死亡診断書の管轄確認
    葛飾区内の医療機関で発行された死亡診断書は葛飾区役所で使用可能です。区外発行の診断書も同様に受理されますが、年末年始は区役所が休業しているため「夜間・休日窓口」へ持参してください。

3. 葬儀社への連絡と安置場所の確保

年末年始は葬儀社も繁忙期となり、希望通りの日時が取りづらいことがあります。早めに連絡し、安置場所を確保しましょう。

3.1 葬儀社の年末年始対応例

  • 立華葬祭(葛飾区中心)
    24時間対応。年末年始も電話受付可。区内安置室は柴又・亀有エリアにあり、年末年始でも安置相談が可能。斎場や霊柩車手配も早めに依頼しましょう。
  • 葛飾セレモニー(亀有エリア)
    12月30日~1月3日は待機スタッフが常駐。年末年始の直葬・家族葬プランを提示し、短期間での準備をサポート。
  • 金町・新小岩の地元葬祭業者
    少人数家族葬プランや民営ホール利用プランを提案。年末年始でも自宅安置から火葬まで手配可能。

自宅での安置が難しい場合、葬儀社の安置室か区内の提携寺院(柴又帝釈天周辺の寺院など)を早めに予約してください。

4. 火葬・埋葬手続き

葛飾区内には火葬場がありません。区民は隣接する足立区・荒川区等の火葬場を利用します。

施設年末年始休業営業開始日
足立区斎場(西新井)12月31日~1月3日1月4日(朝9時~受付開始)
荒川区火葬場(尾久)12月31日~1月3日1月4日~
民間火葬場(東京博善社等)施設により異なる(要問い合わせ)1月4日以降

年末年始は区民斎場が利用できないため、火葬日を1月4日以降に設定するか、年内火葬を希望する場合は民間火葬場を利用してください。

4.1 火葬許可証の取得方法

  • 死亡届受理後、区役所「夜間・休日窓口」で「死亡届受理証明書」と「火葬許可証」を発行してもらいます。
  • 火葬許可証を火葬場に提出し、火葬日時を確定させます。

4.2 埋葬手続きの流れ

  1. 火葬後、遺骨を受け取る
  2. 葛飾区営霊園(堀切菖蒲園近く)を利用する場合、1月4日以降に利用申請(空き状況要確認)
  3. 民間納骨堂や寺院納骨堂(柴又帝釈天・金町浄苑など)の利用を検討し、寺務所と相談

5. 年末年始に利用できるサポート・相談窓口

5.1 葬儀以外の手続きサポート

  • 葛飾区役所:市民課「夜間・休日窓口」
    死亡届提出・火葬許可証発行(12/29~1/3も対応)。
  • 地区区民サービスセンター
    1月4日以降は通常窓口で受け付け。年末年始は「夜間・休日窓口」を利用。
  • 地域包括支援センター(各地区)
    高齢者サポート・終活相談。年末年始は留守番電話となるため、折返し連絡。葛飾区公式HPで申し込み可能。

5.2 心理的サポート・相談窓口

  • 葛飾区いきいき支援センター(高齢者相談窓口)
    年末年始も緊急相談受付(電話)。遺族の悲嘆ケアや生活再建アドバイスを実施。
  • 地域福祉団体(ボランティア葬祭支援)
    葬儀費用負担や手続きが困難な場合の支援。12/31~1/3は事前予約必要。

6. 年末年始のゴミ出し・遺品整理

葛飾区のゴミ収集は、年末年始に通常スケジュールが変更となります。遺品整理を行う際は以下を確認してください:

ゴミ種別年末最終収集日年始収集再開日
可燃ごみ12月31日1月4日~通常通り
不燃ごみ12月30日1月5日~通常通り
資源ごみ(紙・プラ)12月29日1月6日~通常通り
粗大ごみ12月15日までに申し込みが必要1月7日~申し込み再開

年末に遺品整理を行う場合、可燃ごみは12月31日までに出し、年始は1月4日以降に出してください。粗大ごみは混雑が予想されるため、12月中旬までに予約を済ませましょう。区の「環境部 清掃事務所」へ電話で確認が可能です。

7. 葬儀費用・お布施の目安

年末年始に葬儀を行う場合、通常より割増料金が発生するケースがあります。葛飾区内での一般的な費用相場を参考にしてください:

項目平常時相場(万円)年末年始割増(+%)
火葬料(足立区斎場など)5~10なし(公共火葬場は通常料金)
葬儀一式(一般葬)150~220約10~20%増(葬儀社の正月手当含む)
葬儀一式(家族葬)80~130約5~10%増
寺院お布施(通夜・葬儀)50~80慣習により+10~20%(御年賀含む場合あり)

葬儀社や寺院により割増率が異なりますので、年末年始の実施を依頼する際は事前に見積もり・確認を行ってください。立華葬祭では年末年始の割増を極力抑えたプランを用意し、費用の透明化に努めています。

8. よくある質問(FAQ)

Q1. 年末年始に死亡届はどこで提出できますか?

A. 葛飾区役所本庁舎1階「夜間・休日窓口」で24時間受け付けています。必要書類(死亡診断書、届出人の印鑑など)をご持参ください。

Q2. 葬儀社へ連絡したいが、どこが対応していますか?

A. 地元葬儀社の多くが24時間対応しています。例えば、立華葬祭、葛飾セレモニー、金町・新小岩の葬祭業者などは年末年始も電話受付可能です。安置室やホールの空き状況を早めに確認しましょう。

Q3. 足立区斎場の火葬予約は年末年始でもできますか?

A. 足立区斎場は12月31日~1月3日まで休業するため、この期間は予約ができません。年内に火葬を希望する場合は、民間火葬場(東京博善社など)を利用してください。1月4日以降は通常通り予約可能です。

9. まとめ

年末年始に不幸があった場合、行政機関や葬儀社、火葬場が通常とは異なるスケジュールで運営されるため、慌てずに本マニュアルを参考に適切な手順を踏んでください。葛飾区の各窓口・サービスは年末年始に休業や時間短縮がありますが、「夜間・休日窓口」や民間葬儀社との連携で対応可能です。早めの連絡、必要書類の準備、地域支援サービスの活用を意識することで、残されたご家族の負担を大きく軽減できます。立華葬祭では、年末年始を含めた24時間サポート体制で、ご家族のご不安に対応いたします。ぜひ、ご相談ください。

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