川越市にお住いの皆さんが、大切な家族であるペットを失った際に、どのようにお別れをしたら良いのか、どのペット葬儀社を選ぶべきなのか、その選び方について、心に寄り添う形でご紹介します。愛するペットとの最後の時間は、非常に大切なものです。適切なペット葬儀社を選ぶことで、大切なペットへの敬意を表し、ご遺族の皆様にとっても心の平和をもたらすでしょう。
この記事を書いた人
立ち華葬祭 COO 高橋 哲彦
葬儀業界歴20年。その中で対応した葬儀の施行件数は3000件以上。
現在は川越市の葬儀社「立ち華葬祭」でCOO(最高執行責任者)として、お客様の理想の葬儀をお手伝いしております。そしてその専門知識や経験をもとに、川越市を中心とした方々に葬儀の役立つ情報をご提供しています。
ペット葬儀社選びのポイント
葬儀費用が明確
ペット葬儀社を選ぶ際には、事前に葬儀費用が明確であることを確認しましょう。これには、基本的な葬儀プランの費用だけでなく、オプションサービスの費用や追加料金が発生する可能性のある項目も含まれます。たとえば、個別火葬や移動火葬車サービスを利用した場合の追加費用、遺骨を納めるための骨壺や記念品の費用など、詳細にわたる見積もりを提供してくれる葬儀社を選びましょう。
スタッフの対応が丁寧
ご遺族の心情に寄り添うような、スタッフの丁寧な対応は、ペット葬儀社を選ぶ上で非常に重要です。スタッフがペットの扱いに敬意を払っているか、ご遺族の要望に耳を傾け、心に寄り添ったサポートを提供しているかどうかをチェックしましょう。実際に葬儀社を訪問する際や、電話での問い合わせ時のスタッフの応対から、その葬儀社の対応の質を判断できます。
契約を急かさない
ペットを失ったばかりのご遺族に対し、契約を急かすことなく、十分な時間を与えて考える余地を持たせるペット葬儀社を選びましょう。葬儀社が提案するプランの内容や費用、サービスの詳細について、ご家族が納得いくまで検討できる環境を提供してくれるかどうかがポイントです。
支払い期日や方法が柔軟である
費用の支払いに関して、支払い期日の延長や分割払いなど、柔軟に対応してくれる葬儀社を選ぶことが、ご家族の負担を軽減します。特に、予期せぬ出費となるペットの葬儀では、経済的な柔軟性がご遺族にとって大きな安心につながります。支払い方法に関しても、クレジットカードの利用やオンライン決済など、複数のオプションがあるかを確認しましょう。
ホームページや口コミの確認
ペット葬儀社を選ぶ際には、その葬儀社のホームページを詳細に確認し、提供されているサービス内容や費用、会社のポリシーなどを理解しましょう。また、過去に利用したご家族の口コミや評判も大切な判断材料です。特に、実際にサービスを利用した人の感想は、葬儀社の対応の質やサービスの満足度を知る上で重要な手がかりとなります。
ペット葬儀の種類
合同火葬
複数のペットを一緒に火葬する方法です。この方法では、骨は帰ってきませんが、費用を抑えることができるため、経済的な理由から選ばれることがあります。
費用が比較的安価
- 複数のペットを一緒に火葬することで、個別火葬に比べて費用を抑えることができます。
環境にやさしい
- 同時に多くのペットを火葬することでエネルギーの効率が良く、環境への負担を軽減します。
手間が少ない
- 遺骨の取り扱いや収骨の必要がないため、手続きや後処理が簡単です。
遺骨が返ってこない
- ペットの遺骨を個別に収骨することができないため、個人的なお別れや記念が難しいです。
他のペットと一緒に火葬
- 個々のペットへの個別の対応がなく、葬儀の際の個人的なセレモニーが行えない場合があります。
精神的な満足度が低いかもしれない
- ご遺族によっては、愛するペットを他のペットと一緒に火葬することへの心理的な抵抗を感じることがあります。
個別火葬
ペットを1匹ずつ、丁寧に火葬し、収骨してもらえる方法です。ご遺族が直接、ペットと向き合い、お別れをすることができるため、より個人的な時間を大切にしたい方に適しています。
遺骨を収骨できる
- ペットの遺骨を個別に収骨し、ご家族が保管することができます。
個人的なセレモニーが行える
- ご家族だけで、ペットへの最後のお別れを行うことができます。
心の満足度が高い
- ペットへの尊重と愛情を込めた個別の火葬を行うことで、心の平穏を得やすいです。
費用が高い
- 合同火葬に比べて、個別火葬は費用が高くなりがちです。
手間がかかる
- 遺骨の収骨や保管方法を考える必要があり、手続きや後処理に手間がかかります。
予約が必要な場合がある
- 個別火葬の需要が高い場合、希望する日時に予約が取りにくいことがあります。
移動火葬車
自宅やご指定の場所で、移動火葬車を用いて火葬を行うサービスです。特に大型犬など、通常の火葬炉では収まらない場合や、移動を最小限に抑えたいご家族に適した選択肢です。
自宅や指定の場所で火葬が可能
- ご家族が望む場所で直接火葬が行えるため、ペットとの最後の時間を家庭の中で過ごすことができます。
大型犬でも対応可能
- 大型犬など、通常の火葬炉では対応が難しいペットも安心して火葬が行えます。
手間なし
- 移動や施設探しの手間がかからず、ご家族が精神的な負担を感じることなく手続きが進められます。
費用が高め
- 移動火葬車の運用コストがかかるため、他の火葬方法に比べて費用が高くなることがあります。
事前予約が必須
- 移動火葬車のスケジュールが限られているため、希望する日時に利用できない場合があります。
場所によっては利用できない
- 地域や住環境によっては、移動火葬車の利用が困難な場合があります。
ペット葬儀社の種類
ペット火葬業者
移動火葬車を利用してくれる業者です。自宅まで来てくれるサービスは、ご家族にとって大きな心の支えとなります。
ペット霊園
ペットを個別火葬や合同火葬で送ることができる施設です。安らぎを求めるご家族にとって、心温まる場所を提供してくれます。
自治体
一部の自治体では、ペット火葬を無料で行うサービスを提供しています。この場合、骨は帰ってこないことが多く、一般廃棄物として扱われることもあります。そのため金銭的余裕がない場合を除き、おすすめはできません。
必ず見積もりを取りましょう。
ペット葬儀社を選ぶ際には、サービスの全体費用を明確にするために、必ず見積もりを取得しましょう。見積もりを取ることで、葬儀の内容や追加料金がある場合の詳細、支払い条件などが具体的に理解でき、後になって予期せぬ費用が発生することを避けられます。また、見積もりを複数の葬儀社から取得することで、サービス内容と費用を比較し、ご家族にとって最適なペット葬儀社を選ぶ手助けにもなります。
ペットの土葬の注意!
ペットをご家族の手で土葬する際には、いくつかの重要な注意点があります。特に、不法投棄に該当しないよう、細心の注意を払う必要があります。
まず、土葬を行う場合、その地域の法律や条例で許可されているかを確認することが最も重要です。一部の地域ではペットの土葬が法律・条例で禁止されているケースもあり、違反した場合には罰則の対象となることもあります。
また、自宅の庭など私有地であっても、適切な深さに埋葬しない場合や防腐処理を施さない場合は、衛生的な問題が生じる可能性があります。これらの行為が不法投棄に該当することがあるため、土葬を考えている場合は、事前に地方自治体に相談し、適切な手続きを踏むことが必要です。
ペットを自身で火葬するのは危険!
ペットを自身で火葬しようと考えることは、非常に危険な行為であり、また法律によって禁止されています。
具体的には『廃棄物の処理及び清掃に関する法律(廃掃法)第16条』において、不適切な方法での動物の死体の処理が禁止されており、この法律に違反すると罰則の対象となる可能性があります。火葬は専門的な知識と設備を必要とするプロセスであり、家庭で行うことは適切な温度管理や排煙処理が難しいため、健康や環境へのリスクが伴います。
また、火災の発生リスクや不完全燃焼による問題もあり、ペットに対する尊厳ある処理を保障できないことから、ペットの火葬は専門のペット葬儀社に依頼するべきです。安全かつ法律を遵守した方法で、大切な家族の一員であるペットとのお別れを行いましょう。
第十六条の二 何人も、次に掲げる方法による場合を除き、廃棄物を焼却してはならない。
一 一般廃棄物処理基準、特別管理一般廃棄物処理基準、産業廃棄物処理基準又は特別管理産業廃棄物処理基準に従つて行う廃棄物の焼却
二 他の法令又はこれに基づく処分により行う廃棄物の焼却
三 公益上若しくは社会の慣習上やむを得ない廃棄物の焼却又は周辺地域の生活環境に与える影響が軽微である廃棄物の焼却として政令で定めるもの
まとめ
川越市でペット葬儀社を選ぶ際は、ご家族の希望やペットへの想いをしっかりと伝え、最も適した方法を選ぶことが大切です。葬儀費用の透明性、スタッフの対応、契約の柔軟性、支払い条件の柔軟性、そして他のご家族の体験談など、各ポイントをじっくりと比較検討し、心に寄り添ったサービスを提供してくれるペット葬儀社を見つけましょう。大切な家族であるペットとの最後のお別れを、心に残るものにするために、適切な選択を行いましょう。
監修者
株式会社ルピナス 金子雄哉
全国の葬儀社を対象にしたコンサルティング及びマーケティング支援を行う、株式会社ルピナスの金子雄哉です。葬儀業界のデジタル化を推進し、より多くの人々が葬儀サービスを理解し、アクセスしやすくするための戦略を日々研究・提案しています。葬儀社の経営者様だけでなく、ご遺族様にとっても最良の葬儀が行えるよう、マーケティングの観点からサポートしております。